プログラミングとドミノの共通点

ドミノ

プログラミングとは、一定のルールを組み合わせて目的の結果を得るための過程です。

たとえばドミノを並べる作業は、究極的にシンプルなプログラミングと言えるのではないでしょうか。

「ひとつのコマを倒すと、その衝撃で隣のコマが倒れる」

というたった一つのルールだけで、完成するまでの苦労と達成感が得られるのですからね。

ドミノの難しさと楽しさは、プログラミングのそれと似ています。

ルール自体は非常にシンプルで、日常生活で私たちが当たり前のように使っている日本語や
コミュニケーションルールのほうが遥かに複雑で難しいですよね?

でも、「ひとつ間違えると台無しになってしまう」というシビアな緊張感がある点では、
プログラミングも同じです。

プログラミングは主にテキストで記述するので、カンマ,や半角スペース、コロン:やセミコロン;のような構文の区切りを表す記号はとても重要な意味を持ちます。これらを1つでも書き忘れたりすると、コンピューターはプログラムを正しく解釈することができないので、正しく動作しません。

そのために、多くのプログラミングツールには構文チェックを行ったり、エラーメッセージを表示してくれる機能が備わっているのです。これらはプログラムの間違いを自分で気づいて自分で修正できるようになるための大切なツールです。

たとえばJavaScriptなどブラウザ内で動作するプログラムのエラーを確認するには、ほとんどの主流ブラウザに内蔵されている開発ツール(ディベロッパーツール)を開く方法があります。

Google Chromeの開発ツールのコンソールでエラーを確認する

慣れた人でも目を背けたくなるような難解なエラーメッセージの羅列ですが、英単語はGoogle翻訳を使えば意味がわかりますし、エラーが発生しているファイル名と行番号も表示されるので、修正の一番の手掛かりとなることは間違いないでしょう。

難しさと楽しさは表裏一体です。

プロでも、細かなミスを何度も経験しながら日々の制作や開発を行っているのです。