楽天の販売データから月次決算シートを自動生成するVBAアプリケーションを作成しました。
目次
アプリケーションの目的
楽天で商品を販売しているオーナー様が、毎月の売上や利益を視覚化するためのアプリケーションです。
楽天からダウンロードした月次販売データをアプリケーションに取り込むと、売上・配送料・楽天手数料・消費税額・純利益などを自動で集計します。
設定画面
商品を購入者へ発送する際にかかる送料や、楽天に支払う手数料、消費税額などの計算に必要となる情報を登録しておく画面です。登録内容を変更すると、集計結果に反映されます。
「ファイル選択」ボタンをクリックして楽天の月次販売データを選択すると、集計処理が始まります。
集計画面
集計処理が終わると、画面左側に販売データ、右側に集計値が表示されます。
販売データは、商品名が同じでもカラーやサイズなどが異なるものは別々に集計されます。そのため、「商品Aのブラックは何個売れた」「商品Aのホワイトは何個売れた」というように、売れ筋を細かく分析することができます。
水色の列は仕入にかかったコスト(=原価)です。ここは仕入れのルートや仕入れ価格によって異なるので、楽天の販売データには含まれていません。そのため、ここだけは手入力していただきます。
すると、販売個数と原価・販売単価を元にして、当月の売上高と純利益が自動で計算されます。
よくある質問
当アプリケーションはエクセルVBAなので、エクセルの操作に不慣れな方は突然出てくるメッセージに戸惑うかもしれません。そのため、エクセルが警告メッセージを表示した場合の対応方法や、アプリケーションの使用中にエラーが発生した場合の対応方法をFAQシートにまとめました。
アプリケーションのプログラム
プログラムの冒頭で、集計処理に使うデータを格納するための構造体を定義しています。
プログラムは小さな機能に分けて、関数(Function)やサブルーチン(Sub)として部品化しています。これらは集計処理の途中で何度も繰り返し利用することになるからです。
集計の中心的なプログラムは非公開とさせていただきます。