ワードプレスをカスタマイズできる範囲は、使う道具によって違ってきます。
スコップで庭の土を掘ることはできても、アスファルトの地面は掘れませんよね?
それと同じなんです。
ワードプレスのカスタマイズも、強力な道具を使えば幅が広がりますが、
非力な道具ではできることが制限されます。
<レベル1>
HTMLもCSSもプラグインも使わずにできることは、ワードプレスに最初から備わっているメニューとかお使いのテーマが用意してくれているオプションで設定できる範囲が限度です。
<レベル2>
HTMLとCSSが読み書きできれば、テンプレートを編集して画像や文章を足したり変えたりできます。
<レベル3>
PHPの基礎知識があれば、ワードプレスの独自関数を利用してテーマの外観(公開ページのデザイン)をかなりの程度カスタマイズできます。
<レベル4>
プログラミングの全般的な知識があれば、用意された関数を使うだけでは実現できないカスタマイズを、アクションフック / フィルターフックなどの仕組みを使うことで実現できます。
<レベル5>
プラグインやテーマを開発できるレベルです。ネットのトピックスをコピペで切り貼りするのでなく、きちんとロジックを把握した上でモジュールの配置や共通化を意識したプログラミングができるレベルです。
プロに相談したほうがよい場合とは?
ネットに載っている「~~できる」という情報は、どれも簡単そうに見えますが、蓋を開けると難易度はピンキリです。
手持ちの道具がどのレベルなのかを知ることはとても大事なことです。
希望するカスタマイズが自力でできるかどうかの判断材料になるからです。
ウェブ制作をしない方ほど錯覚してしまいやすく、何日もかけて見当違いな方法を正解だと誤解して挫折しておられます。
『急がば回れ』です。
まず自分の手持ちの道具(技術、知識)だけで理解できる範囲のことを積み重ねましょう。
そして、
道具をグレードアップしたいときや、
自分の時間を際限なく浪費するのが勿体ないとき、
仕事でどうしても完成させないといけないとき、
そんなときにプロに教わったり制作を依頼されるとよいでしょう。