「BackWPUp」は、WordPressをバックアップするために使われている(恐らく)一番有名なプラグインです。
BackWPUpの良いところ
BackWPUpを使うと、毎週決まった時間に自動でサイト全体のバックアップを予約することができます。また、サーバー上だけでなくGoogleドライブやDropboxをバックアップデータの保存先に指定することもできるので、「万が一サーバーが故障しても、バックアップデータだけは無事」という安心が得られます。
BackWPUpの問題点
BackWPUpでバックアップしたデータはZIP形式の圧縮ファイルになので、基本的には容量が小さくコンパクトになっています。しかし、頻繁に更新するサイトでは、メディアライブラリに登録されている画像のデータ量が多いため、バックアップデータが数ギガバイトにもなることがあります。
そのため、せっかくBackWPUpの設定画面からバックアップデータをダウンロードしようとしても、ブラウザが途中でネットワークエラーを起こしてしまい、ダウンロードできないことがあります。
バックアップデータがダウンロードできない理由
バックアップデータのダウンロードが失敗する原因として、次のようなことが考えられます。
・ダウンロードが長時間に及び、ファイアウォールが通信を遮断してしまう。
・ダウンロードが長時間に及び、ブラウザが通信を遮断してしまう。
いずれも、ファイルのデータ容量が大きすぎることが根本的な原因です。
大容量のバックアップデータをダウンロードする方法
Orbitという無料のダウンロード専用ソフトを使うと、ブラウザを介さない方法なので、大容量のバックアップデータでもダウンロードできる可能性があります。Orbitの入手方法と使い方については下記のような解説サイトがありますので、Google検索してみましょう。
Orbitを使ったダウンロード例
実際にOrbitを使って、約6GBもあるWordPressのバックアップデータをダウンロードしたときのキャプチャーを示します。
ダウンロードしたZIPファイルを解凍した中身は次のようになっています。
まとめ
・BackWPUpを使うとWordPressを定期的に自動バックアップできる。
・バックアップデータが大きいとダウンロードできない場合がある。
・Orbitなどダウンロード専用ソフトでダウンロードできる可能性がある。