商売をする者、ズルをしてはいけない

SEOとは関係ない話ですが、​
ワードプレスでプラグインを使っていると、​
プラグインの感想(レビュー)を促すリンクやボタンが​
表示されることがありますよね。​

これはスライドショーのプラグインなのですが、​
「あとでする」「すでにやった」を押して​
メッセージを消そうとしても消えないんです。​

一般的にメッセージを閉じる「×」ボタンもないし、​
とにかくメッセージ欄が大きくて邪魔。​

強制的にレビューページに行くボタンしか押せない​
ように仕向けられています。​

こういうことしちゃダメです。​

ユーザーに選択肢を見せておきながら、​
選んでもらいたい選択肢しか選べないようにしている。​

この例は単なるレビューの促進ではありますが、​
もし有料プランへのアップグレードを行う販売ページの​
リンクだったら、詐欺も同然です。​

ユーザーを欺いているわけだから。​

こういう「ズル」をしてはいけません。​
嫌われますから。​

ユーザーに嫌われることをするサービスは、​
類似のサービスが登場したら負けます。​

当たり前ですよね。​
子供でもわかる理屈です。​

サービス提供者の気持ちはわからないでもありません。​
商売ですから、レビューを増やして利用者が増えれば​
有料プランを購入してもらえる可能性が増えて、​
お金が儲かるわけです。​

だからレビューを書いて欲しいと思うわけです。​

その「儲けたい」という欲が度を超すと、​
ユーザーの自由を制限した「押しつけ」になります。​

リアルでもネットでも、お店を構えて商売する人は​
ズルをすることを考えてはいけません。​

よくある「ズル」の例​


メルマガのタイトルに​

【重要】​
【悲報】​
【緊急告知】​
【ぜひ受け取ってください】​
【あなたの口座が狙われています】​

など、緊急性や不安をあおるフレーズを入れること。​

「ドキッ」とさせて、メールを開封させる狙いです。​

商売に心理学はつきものですが、​
中身にウソがあったらそれは「騙し」「詐欺」です。​

そういうのを「コピーライティングのテクニック」​
などと吹聴したり、リスペクトするのは愚かなこと。