仕事でWordPressサイト制作を行っている生徒さんに、ZOOMでコーディングのレッスンを行いました。
とある既存サイトからテーマもページもコピーした環境を使って、コンテンツやメニューなど差異のある部分を作り込んでいく案件でした。
テーマを1から構築するのでもなく、市販のテーマをインストールするところから始めるのでもないため、
・メニューはどこから変更すればよいのか?
・サイドバーの表示内容はどこで変更するのか?
などといった、テーマの仕様を知るところからスタートしなければならない点が難関でした。
そこで役に立つのが、テンプレート階層に関する知識です。
WordPressでは、テーマに含まれているテンプレートファイルのうち、どのファイルがどのページの表示に使われるかが決まっています。
このルール(仕組み)をテンプレート階層と呼びます。
テンプレート階層を正確に全て理解しておくのは難しいので、忘れたらすぐに検索する習慣を身に着けることが大切です。
私も普段の制作実務において、テンプレート階層をよく調べます。
そのとき頭の中に記憶しているのは、WordPressの公式マニュアルサイト(CODEX)にテンプレート階層の全体図が載っているページがあるということだけです。
このことだけを覚えておけば、WordPressで特定のページをカスタマイズしたいときに、どのテンプレートを変更すればよいか、どのようなファイル名のテンプレートを追加すればよいかを考える手掛かりになります。
もし、WordPressのコーディングで、どのテンプレートを変更すればどのページが変わるのかが分からない方や、思い出せない方は、ぜひ「WordPress テンプレート階層」でGoogle検索してみてください。